雨の日は外の出るのが億劫だけど、撮れ高は期待できる話
今年のシルバーウェークは見事に雨。
元々遠出をする計画もないが、自宅でのんびりと過ごしております。
旅行やお出掛けとなると、気持ちの上では晴れが嬉しいけど、写真を撮るうえでは雨もまた良き。 雨粒に濡れた被写体はキラキラにもなり、シットリにもなり、晴れた日にはない魅力を引き出してくれます。
ツヤツヤな金属感が堪らんの。
390円のビニール傘も立派な被写体に
雨は世界をキラキラにしてくれる。
雨粒が軒下から落ちて来てスパーク
とは言え、外に出るのは億劫な訳で… そんな時は窓ガラスに付いた雨粒を撮るのも良き。
飽きたらピントを外したり、ピクチャーコントロールで遊んでみるのもまた乙。
雨の日でしか撮れない写真は多々ある訳で、あとは外に出る勇気が伴うかどうか… ですね。
ではでは
次に欲しいZレンズの話
「実質無料」
カメラ界隈に伝わる謎のパワーワード。
売れば実質無料。
シャッター回数あたり実質無料。
ポイント還元使えば実質無料。
私も初めて交換レンズのSIGMA 17-50mm f2.8をキタムラの中古で購入した時、清水の舞台から飛び降りる覚悟で3万を払った。そして、それがいけなかった。
もっと寄りたいと言いSIGMAの24-105 f4を買い、単焦点がいると言いタムロンの45mm f1.8を買い、気付けばありとあらゆる数字を駆使して、実質無料になる計算式を編み出す、救われない沼の住民となっていた。
そしてZマウントに移行した今、改めて欲しいレンズを整理してみる。
NIKKOR Z MC 105mmm f2.8 S
発売当初より狙ってたレンズ。マクロ撮影してみたいという願望もあるが、成長する子供たちを105mmという中望遠域で撮れると魅力。なにより外観がカッコいい(←重要)
予想よりもお手頃価格なこともあり、今年中には手にしたい。
NIKKOR Z 50mm f1.8 S
定番中の定番、the標準レンズ。 それゆえに購入も後回しになってきたが、日々のスナップ撮影用に欲しい一本。
VILTROX AF 13mm f1.4
写真は引き算派なので、広角域のレンズは手にした事が無かったのですが、先日、佐渡で撮った星景写真を機に、その魅力にハマりそうです。とはいえNikonの広角レンズもそこそこなお値段もしますし、撮影機会も考えるとサードパーティでも十分かなと。
流石に大三元や50mm f1.2はさすがの懐へのダメージがでかいけど、趣味程度で現実入手可能な範囲でざっとこんなところだろうか。
最近ではTAMRONもZマウントに参入。50-400mmの運動会レンズがZマウントでも出てきたらま、また欲しいのが一本増えてしまう…。
それではまた。
この夏に撮った青い写真たちの話
この夏、電気料金が1万8千円の大台にのった。
4月に引越しもあり、環境の変化もあれど、さすがに請求書を見て顔面真っ青。そんな血の気の引いた青さに負けない、真夏の青今年もたっぷりと撮ることができた。
最近は暑さ故に外に出るのもままならない日が続いて写真を撮りに行く機会も限定的に…。
そりゃ、電気代も嵩むわ…泣
それではまた
写真に効く本の話
夏も過ぎ去り、まもなく秋ですね。
写真の撮れ高も高まる季節ですが、今回は読書の秋ということで、写真を撮るうえで大きく影響した本の数々をご紹介。
永遠のソール・ライター
みんな大好きソールライター。オシャレなNY の日常をオシャレに切り取った作品の数々、落ち着いた彩度の中にも目を引く色があり、そこまがまたオシャレ!
まだ読んでない人は是非読んでみよう!
「写真の学校」の教室
カメラ系のHow to本も数多くありますが、撮影の基本はこれ一冊あれば十分。
発売日が少し古いで、フィルムカメラ中心の記載ですが、カメラの原理原則は変わりません。カメラの事を体系的に学ぶならおすすめの一冊。
まだ読んでない人は是非読んでみよう!
デジタル写真の色を極める!「写真の学校」
こちらも同じ写真の学校シリーズ。 先の本はカメラ本体のHow toだったのに比べて、こちらはデジタルデータ、特に「色」の話。 ヒストグラムやRBG、CMYなどRAW現像やレタッチに役立つ知識が満載の一冊。
まだ読んでない人は是非読んでみよう!
Aircraft:the new anatomy
ヒコーキの写真といえば、青空を背景に悠々と飛んでる姿をイメージしますが、タイトルの通り、ヒコーキの解体新書(?) 工業製品としての航空機特有の曲線美と質感は美しいの一言。ついつい魅せられます。
まだ読んでない人は是非読んでみよう!
若冲 JAKUCHU
絵の知識はあまりないのですが、若冲の作品を見た時の衝撃的でした。 身近な動植物の描写が活き活きにも見えるし、儚くも見える。こんな繊細な描写される方が江戸の時代にいらっしゃんですね。 若冲さんがカメラを持っていたらどんな写真を撮るのだろうか…。
まだ読んでない人は是非読んでみよう!
陰翳礼讃
書籍の内容は写真関係ないですけど、読んでいくうちに和の様式美を頭の中に描写し、イメージする事で、撮影時にも被写体をどう撮るか、美しさをいかに引き出すかのトレーニングになります。
まだ読んでない人は是非読んでみよう!
写真と読書って親和性がとても良いと思っています。
それはいわゆるHow to本や写真集だけでなく、小説や随筆本も同じで、特に最後に紹介した陰翳礼讃は普段から目にする何気ない空間をどの様に美しく見せるのか、という考え方を教えてくれた一冊です。
皆さんも秋の夜長に一冊如何でしょうか
それではまた。
佐渡の実家に帰省した話
この夏、家族4人で新潟は佐渡の実家に帰省した。
コロナ禍の下、いろいろと気を使いながらも、我が家も実家の方でも体調を崩すことなく、まずは一安心。
子供2人もじいじ、ばあばと釣りに、かき氷に、花火にと、普段はできない遊びや体験に大満足の様子で短い時間をエンジョイしていた。
そんな中、私はというと…
子供の面倒をじいじ、ばあばに押し付けて撮影三昧でしたよ。はい
言わずもがな離島なので、フェリーで帰るのですが、そこそこ大きいフェリーなので、追いかけてくるカモメさんを見上げるのでなく、俯瞰して空撮風に撮ることができます。
かっぱえびせんがあれば、シャッターチャンスは無限にあるでしょう。(船酔い注意!)
実家は小さな漁村にあるので、船だけはたくさんあります。 こうやって切り取って見てみると漁船って意外とポップな色使いなんですよね。 全然シティ感ないけど鈴木英人さんのイラストみたい。
真夏の昼下がり。 夜の出漁に備えて、船も人もお休みの時間帯です。
こちらは実家から車で2,30分離れた島の西側の真野湾。 撮った場所はもちろん佐渡で右に見える陸地も佐渡、左に見えるのも佐渡。 結構スケール感がある島なんです。
ノースショアって言えば、そう見えなくもない…
子供らの手が掛からない分、荷物も減りましたので、今回は三脚を持っていくことに成功。
北沢浮遊選鉱場跡という産業遺跡。ハイシーズン中はライトアップされているのですが、派手目な照明なんで雰囲気が… 写真はライトアップ終了後に撮った一枚。
この夏のハイライト。実家から徒歩5分の場所で天の川が撮れた。
実は帰省中、晴れ予報は一日だけで、その日も夜は雲が多め(先程の写真を撮影した日)で星景写真は半ば諦めていたところ、島を離れる前夜に予報が外れて満点の星空。
これ、レンズはZ28mm f2.8の撒き餌ですが、3万のレンズでここまで撮れるとは…
夏と言えば花火。 ゆっくりしみじみ線香花火を撮りたかったけど、じいじと子供たちハイテンションでどんどん燃やし尽くしてしまい、シャッターチャンスをくれなかった泣
スッキリした天気は少なかったのです、それなりに撮影機会に恵まれました。
が、
実はレンズ交換中にセンサーに特大のゴミが付着してしまい、開放で撮影しても写り込む始末。 ブロワーで吹いても除去できず、帰省中は写り込み覚悟で撮影しておりました…
これ、結構撮っていても萎えちゃうんですよね。今思えば、島内にもカメラのキタムラはあるので、センサークリーニングお願いすればよかったかな。
それではまた。
向き合わない子供の写真
子供たちの写真を撮る時、笑顔や楽しそうな表情をした写真もたくさん撮っているのだけど、それにプラスして「ちょっと視点をずらした」写真も撮る様に心掛けている。
「ちょっと視点をずらした」写真ってなに?っと言われると上手く言語化できないけど、笑顔キラキラ、瞳ウルウルみたいなのに頼らず、子供らしさを表現した写真とでも言うのかな?
要は子供の正面に立って顔を切り取らないってこと。なのかな…
そこそこの映えスポットに行くと、「笑ってー!」と正面からカメラを構える方も多いけど、もっと自由に走り回って、一緒に遊び、いろんな角度から我が子をみたら、もっともっと記憶に残る写真が撮れる気がする。
それではまた